婦人科 【 絨毛性疾患 】 | 胞状奇胎 hcg 経過

絨毛性疾患(じゅうもうせいしっかん)とは、胞状奇胎(ほうじょうき ... なお、胞状奇胎後の経過やhCG(ホルモン)値の下降不良から、侵入奇胎を疑うが、 ...和歌山県立医科大学 産科婦人科和歌山県立医科大学和歌山県立医科大学附属病院わかやまお産ネットワークホーム教授挨拶診療スタッフ教 授病院教授講 師助 教学内助教非常勤医師大学院研究生特別研究員診療内容・外来外来表臨床統計産 科胎児発育不全(FGR)切迫早産多胎妊娠妊娠高血圧症候群周産期医療支援学講座婦人科子宮筋腫卵巣腫瘍子宮頸がん子宮体がん卵巣がん内分泌疾患絨毛性疾患遺伝外来研修プログラム初期研修後期研修和歌山県立医科大学産婦人科専門研修プログラム教室紹介研 究婦人科産 科業 績YOGAALSO研修医の一日見学希望入局希望雑誌掲載喜和会関連病院HOME › 診療案内・外来 › 婦人科›絨毛性疾患婦人科 【絨毛性疾患】1 絨毛性疾患(じゅうもうせいしっかん)とは2 胞状奇胎(ほうじょうきたい)3 侵入奇胎と絨毛癌(しんにゅうきたい、じゅうもうがん)4 PSTT(胎盤部トロホブラスト腫瘍)以下に説明する病気を疑われたり、これらの病気に関する不安やお聞きになりたいことがあれば、いつでも和歌山県立医大産婦人科の井箟まで、ご相談ください。

1 絨毛性疾患とは 絨毛性疾患(じゅうもうせいしっかん)とは、妊娠中に子宮内の胎盤をつくる絨毛(じゅうもう)細胞(栄養膜細胞またはトロホブラストとも呼びます)の異常な増殖をきたす病気をいいます。

絨毛性疾患に含まれる病気として、胞状奇胎(ほうじょうきたい)、侵入奇胎(しんにゅうきたい)、奇胎後hCG存続症、絨毛癌(じゅうもうがん)、PSTT(胎盤部トロホブラスト腫瘍)などがあります。

分娩後や流産後に子宮内に胎盤が残ってしまう状態である胎盤遺残や癒着胎盤は、似たような症状をしめすこともありますが、絨毛性疾患ではありません。

絨毛性疾患を理解する上では、胞状奇胎とそれ以外に分けて考える必要が有ります。

すなわち胞状奇胎は妊娠初期の『異常妊娠』の1つとして治療しますが、その後に侵入奇胎や絨毛がんに進展する可能性があり、その場合には抗がん剤による化学療法や外科的手術など、『悪性腫瘍』としての治療が必要になります。

2 胞状奇胎●胞状奇胎の発生原因、頻度、分類正常な妊娠は精子と卵子が1つずつ出会って受精することにより成立し、胎児となり発育しますが、胞状奇胎はこの受精機構がうまくいかないことが原因となり発生します。

頻度は500-1000妊娠に1回程度で、とくに両親どちらかの先天的な遺伝子の異常と関連する病気ではなく、一般に健康なカップルから突発的に発生します。

胞状奇胎の原因となるような受精の異常は頻繁におこるわけではないので、何度も反復することは極めてまれですが、40歳以上の高齢妊娠では頻度が上昇すると言われています。

胞状奇胎になると、胎盤の絨毛が、たくさんの小さな水が入ったつぶつぶのように変化するため、昔は『ぶどう子』と呼ばれました。

これらを遺伝子学的に調べると、卵子の核が欠損した空の卵に精子のみが入ってできた、すなわち全ての遺伝子が精子(父親)由来である全胞状奇胎と、1つの卵子と2つの精子が受精した3倍体である部分胞状奇胎に分類できます。

どちらも正常な胎児の発育はできません。

ただし極めてまれなケースとして、胞状奇胎と正常な胎児との双子などの場合は、正常な赤ちゃんが得られることもあります(このようなケースでは妊娠を継続できるかどうか、専門医としっかり相談する必要が有ります)。

●胞状奇胎の症状胞状奇胎の症状としては、生理(月経)が来なくなったり、つわりがあるなど、正常の妊娠初期の症状と変わりないことが多いですが、流産に似た性器出血や腹痛などがおこることもあります。

かなり妊娠週数が進んだ胞状奇胎では、高血圧・浮腫・蛋白尿などの症状を呈することがあるといわれています。

●診断のために必要な検査妊娠初期(2ヶ月から3ヶ月)の超音波(エコー)検査で、子宮内に特徴ある多数の嚢胞(のうほう)状パターンを認めたときには、胞状奇胎が疑われます。

全胞状奇胎では正常な胎児のエコー像は認めません。

ただし妊娠週数の早い全胞状奇胎や部分胞状奇胎では、超音波検査では流産との鑑別が難しいこともあるので、最終的な診断名は、手術後の子宮内容物の病理検査の結果をみてから決まると考えてください。

つまり、正常妊娠でないことは超


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